いかにして僕は村上春樹病を回避したか(ゴーヤチャンプルと鶏のネギポン酢とともに)
この間、ブックオフで本を物色していたら村上春樹のねじまき鳥クロニクルを発見した。
以前から1Q84を読もう読もうと思っていたけれど、このねじまき鳥クロニクルも読んでいなかった事に気がついて、勢いで買ってしまった。
そんなわけで週末寝る前の小一時間、ビールを飲みながらねじまき鳥さんを読んいた。
なかなかおもしろい、というか結構色々刺さって痛い。
村上春樹の本を読むと食欲を刺激されるという人も多いはずだ。
僕はダンス・ダンス・ダンスが大好きで事あるごとにペラペラめくっているんだけれども、あれもイキイキとした食事のシーンが沢山出てくる。
特に好きなのが五反田くんと一緒に行ったというステーキハウスのシーン。
絵に描いたようなミディアムレアに焼かれたステーキ、それをお容疑良いとはいえないスタイルで食べる五反田くん。
細かい描写がない分、余計色々な事を想像させ、あの部分を読むたびにステーキが食べたくなってくる。
というか実際にステーキ肉を買ってきて焼いてしまうこともある。
ビールなんて飲んでるともうダメである。
いわゆる急性春樹病、急性春樹かぶれというやつである。
こういうのを繰り返していると、自然とライフスタイル自体が春樹の小説っぽく寄って行き、慢性春樹病となる。
ビールのつまみにちょっとしたシャレオツなツマミを作りたくなったり、お昼に盛んにパスタを茹でてみたりし始めたら要注意だ。
気がついたらやれやれとつぶやいたりいつの間にか射精してしまうことになるだろう。
こんなことにならないためには、まず村上春樹の本を読む時はなるべくビールを飲まないこと。
飲むならば思いっ切りオヤジ臭いツマミを用意する。
ししゃもとか、6Pチーズとか、柿の種とか。
先週末僕が選んだのはさきイカだった。
これなら春樹病にはならないはずである。やれやれ。
全然関係ない話だったが、今日はゴーヤチャンプル。
ゴーヤチャンプルは炒めるだけで楽勝なので好き。
そしてチキンソテー、ネギポン酢ソース。
聞こえはいいが、鶏肉焼いてポン酢かけただけである。