ぬかみそを飼い始めた
代表があまりにも糠漬け糠漬けうるさい。
最初はスーパーのぬか漬けを買ってきてお茶を濁そうと思ったのだけれども、どうもぬか漬けの季節でないのか、はたまたスーパーでぬか漬けはあまり売っていないのか4軒ほどスーパーを回ったのだけれど売っていなかった。
そもそも漬け物用のぬか自体も見かけない。
鹿児島ではそもそもあまりぬか漬け自体つけていないのかもしれない。
高温多湿ですぐ酸っぱくなってしまいそうだし・・・。
そんなことを考えていたら、1軒のスーパーでこんなものを見つけた。
そうそう、これこれ。
出来上がったぬか床が入っていて、野菜を突っ込んでおけばよいというずぼらにぴったりの商品である。
これに野菜を突っ込んでおいて毎日与えておけばよいのでは!という解決策が見つかったので早速購入してきた。
通常、ぬか床はできた後に1〜2週間ほどくず野菜などを入れて発酵させる期間があるのだが、袋に書いてある説明書を読むとそんなことはどこにも書いていない。
中に入っている袋からぬか床を取り出し、外袋に入れ、塩でもんだ野菜を入れておけ、としか書いていない。
ので素直に突っ込んでみた。
一晩おいた後に早速出して食べてみる。
・・・まあ塩味と旨味は感じるのだけれども、ぬか漬けどくどくのまろやかさと、ほのかな酸味は全然ない。
香りも明らかにぬか、ほっくりしたただの米ぬかの香り。
明らかに発酵不足である。
そもそもいくら冷蔵コーナーで保存してあるといっても、スーパーでいつ売れるかわからない状態で売っているのだから、発酵が進む状態で売っていたら袋はパンパンになっているはずで、つまり発酵を止めた状態で売っているのはちょっと考えればわかるでしょう、馬鹿か僕は。
そんな訳でしばらくは発酵期間、眠っているぬか床を起こす期間ということで、ビールをちょっとあげたり、一日二回かき混ぜたり、冷蔵庫でなく部屋の中に出しておいたりしている。
ペットを飼っているようでかわいらしい。というほどではない。
おいしいぬか漬けが食べられるのは来週以降になりそうだ。