ぺろぺろ食堂日記

ぺろぺろ食堂は実際には存在しません。それはそうと、もっと野菜を食べてヘルシーになりたい。

スナップエンドウの旨さ

子供の頃は豆類がそんなに好きではなかった。
グリーンピースやさやえんどうは特に独特の青臭さが苦手で夕ごはんに出てもあまり良い顔をしなかった気がする。
母親は豆ご飯が好きで、いつもこの時期になるとえんどう豆を仕入れてきて豆ご飯を作ったのだが、僕は緑の豆を一つ一つよけながらご飯を食べていた。

しかし最近はマメが全般的に子供の頃よりも旨くなったのか、あるいは僕の味覚がおとなになったのか、旬の時期になってくると「お、今年もえんどう豆の時期か」と無性に豆ご飯を食べたくなってくる。
実家でもえんどう豆を作っているので、毎年豆が食べたくなるころにちょうどえんどう豆の入った小包が送られてきて、2~3日は豆のフルコースというわけである。
今年は結構大量に送って来たので、一気に茹でて半分はミキサーですりつぶしてペーストにした。
これを出汁で伸ばして少しのミソで味をつけると豆のふっくらとした香りが美味しいすりながしになる。これもこの時期だけの味だよね。

ところでスナップエンドウは結構新しい野菜なのだろうか。
ちょっとwikiで調べてみると昭和五八年ころにはすでに出回っていたようだけれど、そこの頃はまだハイカラな野菜だったんだろう。
僕が小さい頃にはまわりにさやえんどうしか無かった気がする。

高校生になった頃にスナップエンドウを初めて食べた時は衝撃だった。
ジューシーで甘くて、青臭くなくて、シャキシャキとした食感、豆独特の旨味もある。
こんなに美味しいえんどう豆があっていいのだろうか。
やがて実家が宮崎に引っ越し、でかい畑を作るようになると庭では毎年スナップエンドウが作られるようになった。
そんなわけで今年もえんどう豆と一緒にスナップえんどうが大量に送られてきて嬉しい。
スナップエンドウもえんどう豆も、八百屋で買うと意外にいい値段だったりするので、子供の頃の僕はだいぶ勿体無いことをしていたわけで申し訳ない。


スナップエンドウはお肉の付け合せに茹でてさっと炒めるだけでとても便利。(味も付けなくていい感じ)
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今日はそれに卵となすと何かを一緒に炒めた。
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何故コッチがこんなに手抜きかというと、朝からスナップエンドウの筋を一生懸命取っていたら時間が無くなっちゃったというオチ。
そういえば昔さやえんどうを調理するときは子供が筋取りの役目だったなぁ。