ぺろぺろ食堂日記

ぺろぺろ食堂は実際には存在しません。それはそうと、もっと野菜を食べてヘルシーになりたい。

カブ、


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いまいちカブの食材的地位が伸び悩んでいるようにも思える、とぼやいている僕自身もカブを自分で料理する機会は一冬に4~5回あるか無いか。本当にスミマセン(カブに謝ってる)。
大根のほうが圧倒的に手に入りやすいし、大根のほうがレシピが豊富な気がするのでしょうがないんだけど。

大根とカブは全然別物で、どちらかと言うと大根は頑丈だから「ま、煮とけばいいかな!」という感じで行き当たりばったりで料理してもなんとかなる。
それに比べてカブは煮崩れしやすいし、なんというか、ちょっと素材の風味を大切にしてあげたいような「守ってあげたい感」があるので、若干料理する前に気合が必要になってくる。
カブってば、おしとやかな女性のようだね。

ところが、どちらかと言うと洋風よりは和風の似合う大根に比べて、カブは火を通した途端、洋風にも和風にも合うなんともビッチな一面をのぞかせてくれるのである。
和風の出汁とほのかな香りで大和撫子を演じてみせたかと思うと、ベーコンやバターと絡んでソテーされてたり、クリームシチューの中に鎮座していたりする。
しかも、相手の色に染まりきっているわけではなく、料理全体にほのかなカブならではのとろんとした風味をしっかり行き渡らせているところが中々侮れない。
いやぁ、本当に女性って怖いですね。

そんな訳で朝の忙しい時間に素早くとろけてくれて、しっかり味がし見てくれるカブは便利なので、今冬はできるだけカブを食べよう。
これは先週の木曜日に作ったお昼。
カブを1cmくらいの厚さに切って、鶏もも肉と一緒に軽く炒めたら、出汁をヒタヒタくらいに入れて煮る。
汁気がなくなりかけたら刻んだ葉っぱを入れ、味噌を少しと醤油を一たらしし、水分を飛ばす。
最後に隠し味でバター(が無いのでマーガリンだけど)をちょっぴり。
物足りなかったら塩コショウしてもいいかも。ちょっとぽわんとした味付けくらいがカブっぽくて僕は好きだけど。