ぺろぺろ食堂日記

ぺろぺろ食堂は実際には存在しません。それはそうと、もっと野菜を食べてヘルシーになりたい。

銀杏のまな板

先日実家に帰ったら親が銀杏のまな板をくれるという。
なんでも先日実家の台所を撮影される機会があったらしい。
で、台所が映るのにまな板が古かったので、せっかくだし新しくしようと銀杏の板を手に入れてきて作ったそうな。
買ってきたのが少し大きめの板だったので、2枚に割り、一枚を僕にくれるために取っておいたらしい。
ありがとう、と言いつつ結局その日は実家に置いて帰ってきてしまった。

この間母親の見舞いに行った際にそのまな板をもらって帰ってきた。
なかなか分厚くて、でもその割には軽い。
早速使おう!とおもいつつ、なかなか料理のモチベがアガらず使う機会がなかった。

昔の実家はずっと木のまな板だったのだけど、家を出てからはお手入れも楽ということでプラスティックのまな板をずっと使っていた。
なので木のまな板を自分で使うのは初めてと言っていい。
お手入れが面倒くさそうと思ったのだけれども、使う時にしっかり水で濡らす事、使い終わった後にしっかり洗って乾かすこと、週に一度くらいは塩を摺りこんで洗うこと、などに気をつければ良いらしい。
思ったよりは手がかからない子のようだ。よしよし。
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両面で魚肉・野菜と使い分けしよう、という予定なのだけれど、なんとなくもったいなくて取り敢えず野菜しか切っていない。
なんといっても切るときの音がいい。
前のまな板は硬いプラスティックで、包丁の衝撃がシンクにもまともに伝わり、冷たい固い「ダンッ」という音しかしなかった。
しかしこのまな板は適度な厚みがあり、包丁の衝撃をしっかり受け止めて、なんとも言えない柔らかい「トン」という音がする。
みじん切りなどをするとトントントン…と、朝の連続テレビ小説か!みたいな小気味よい音になる。
この音で目覚めたい。誰かトントンして!

そんなトントンで作ったのが夏野菜のポン酢がけ(これからこういう手抜き料理が美味しい季節になります)。
湯剥きしたトマト、湯がいたオクラ、さっと湯通ししたパプリカをポン酢とかつお節で和えただけ。
これがうまいうまいと大好評だったのだけど、よく考えると野菜切っただけなのでなかなかフクザツな心境だ。
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こちらは麻婆豆腐。
なすとパプリカが入ってるのはかさ増しです。
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ちなみに銀杏のまな板は使ったことがある人はわかると思うけど、水に濡らして乾かし始めると銀杏の匂いがします。臭い。